棺プロジェクト 2021.12.05
赤ちゃんの棺「夢旅(ゆめたび)」が2021年11月22日に完成しました。
今回はその棺が完成するまでの記録を、前後編に分けてお伝えします。前編では、「夢旅」を作ることになったきっかけと、最初の構想についてご紹介します。
きっかけ——「ちょうどよいサイズの棺がない」
「Nagomi」の活動を始めてから、流産・死産などで赤ちゃんを亡くされたご両親からこんな声をいただくことがありました。
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「小さな赤ちゃんにちょうどよい棺がなかった」
「一般的な棺では大きすぎて、赤ちゃんがひとりぼっちに見えた」
「どこで手に入れればよいか分からなかった」
流産・死産などで小さく生まれた赤ちゃんのための棺は、市場にほとんど存在しておらず、病院が独自に調達していたり、ご家族が自分で探さなければならないケースが多いのが現状です。
この現状を変えたい——そんな思いが、「夢旅」プロジェクトの出発点となりました。
「夢旅」という名前について
棺の名前を「夢旅(ゆめたび)」と名付けました。
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赤ちゃんが安らかに、夢の中で旅立っていけるように——という願いを込めて、この名前を選びました。
「夢を見ながら旅をする」、そんな穏やかなイメージを大切にしています。
最初の構想と業者探し
棺を作るにあたって、まず「どんな棺を作りたいか」を明確にすることから始めました。
大切にしたこと
- サイズ:小さな赤ちゃんに合ったサイズであること
- 色・デザイン:悲しい状況の中でも精神的な安定につながる、温かみのある色であること
- 素材:火葬に適した素材であること
- 価格:できるだけ多くのご家族に届けられる価格であること
これらの条件を持って、棺の製造業者を探すことになりました。しかし、小さな赤ちゃん用の棺の製造経験がある業者は非常に少なく、なかなか見つかりませんでした。
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複数の業者に問い合わせを行い、試行錯誤の末、条件に合う業者と出会うことができました。その後、何度も打ち合わせを重ね、サンプルの制作へと進んでいきました。